土の色が残る優しい色の陶肌に呉須(青)の市松模様が印象的な京焼・清水焼のご飯茶碗です。江戸時代に活躍した尾形乾山風に明るい黄色のラインを入れたデザインがポイントです。
土は工房で独自にブレンドしたものを使っています。
ロクロで成形し、生乾きのうちに白い化粧土を掛けてから素焼きし、下絵付け、透明釉をかけて本焼きします。
少しグレーがかった陶肌の全体又は部分的に淡いピンクやオレンジがでますが、これは「御本手」(ごほんで)と呼ばれるもので、はんなりとした雰囲気が特徴です。
外側の市松模様はひとつひとつ手で塗られています。腰の面取り、口縁のライン、御本手などと合わせて職人の手仕事の風合いが楽しめます。
柄が続くことで縁起の良い市松模様。モダンで懐かしいデザインです。
サイズ
高さ5.5cm 口径10.5cm (中くらいのサイズです)
新作2021
【取り扱いについて】
陶器は吸水性、通気性に富み、永く使って頂くほど味わいと風合いが出てきます。
お使いになられる前にぬるま湯に浸して、生地に水分を含ませてからご使用くださると、茶渋やシミが付きにくくなります。
食洗器は基本的に可能ですが、薄い小皿など中で動いてしまうものは、他の器とぶつかって欠けてしまう事がありますので、手洗いをおすすめします。
【作品について】
一つずつ手作りで制作しておりますので、同じシリーズの器でも個体差があります。手作りでの変化をご了承いただけたらと思います。